8月9日(土)11:00から飯田市公民館で
「人形劇団ひとみ座」さんの公演がありました。
演目は『びんぼう神と福の神』と『浦島太郎』です。
まず、『びんぼう神と福の神』は昔、働いても働いてもお金が貯まらない夫婦が住んでいました。
ある大晦日に、押し入れからびんぼう神が出てきて・・・
小道具が細かく、色々な仕掛けがあり、
劇中の夫婦とびんぼう神の会話にコメディが混じっていてとても面白かったです。
また、お客さんとのふれ合いがありとても温かく感じました。
次の演目の準備の間に劇中で出てきた打ち出の小づちを使った、
ちょっとしたゲームをして頂きました。
内容は劇団の方がお客さんの中から選らんだ誰かが打ち出の小づちを持っているかどうかを、
観ているお客さんが当てるという簡単なゲームでした。
選ばれたお客さんも観ているお客さんも楽しんでいる様子でした。
次に『浦島太郎』の演目がありました。
先程の『びんぼう神と福の神』の演目とは違い、舞台のスケールがとても大きくて驚きました。
劇中では劇で使用される道具の紹介があり、2つの道具を紹介して頂きました。
1つは風の音を表現する道具、もう1つは雷を表現する道具でした。
風の音を表現する道具は、現在普通に人形劇で使用されている道具を使用せず、
この劇団さんは昔ながらの道具を使って風の音を表現していることを教えて頂き、
雷の音を表現する道具は、金属の板というよく目にする物を利用して音を表現していました。
海の中のシーンではより本物に近い海の中を表現するための工夫がされていたり、
場面の切り替えがとても早くて、とても見応えのある演目でした。
劇団の方にインタビューしました。
Q 人形劇をやり始めたきっかけは何ですか?(メンバー紹介)笑
A 大学のサークルで人形劇をやっていたメンバーが2人いて、映画学校で学んで劇団に入ってきたメンバーが1人と、
絵本を立体的に動かしたいと思って入ってきたメンバーが1人と、サラリーマンから転職したメンバーが1人いて人形劇をやっています。
Q 人形劇をやっていて大変だったことは何ですか?
A 劇の直前に人形が壊れてしまうことや、動かしている自分たちの体調が悪くなってしまい出れなくなってしまうことです。
Q 劇をやるにあたって心がけていることは何ですか?
A とにかく、劇に集中することです。集中してやらないと毎回毎回お客さんも雰囲気も違うので、
集中するときは自分の人形だけでなく、周りの人形やお客さんに気を配りながら劇をすることです。
Q この演目を選んだのはなぜですか?
A 初めは『浦島太郎』は横浜市であったフェスティバルに参加するとき、横浜市に浦島町があるのにちなんでやったのと、
『びんぼう神と福の神』は日本全国にあるお話の中で東北地方で伝わっているこのお話を取り上げました。
全体としては今回皆さんに日本のお話を観て頂きたくて選びました。
「人形劇団ひとみ座」さん
とても素敵な舞台をありがとうございました。